プログラミングの本に、やる気を維持するアイデアが紹介されていたのでメモしておきます。
モチベーション(motivation)とは、「やる気」「意欲」「動機」などの意味で用いられる表現。
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04 モチベーションを維持する
隠れテーマ実現のため、筆者のモチベーション維持方法を紹介します。
モチベーションの維持が「一人でもサクッと会員制Webアプリを作って運用まで行う」のに最も重要だと考えます。
たとえば「Webアプリを作ろう」と思い立ったときはモチベーションが高く、作業の推進力も大きいですが、モチベーションが下がると作業の推進力も比例して小さくなってしまいがちです。
モチベーション維持方法は十人十色ですが、参考までに以下に筆者のモチベーション維持方法を記しておきます。
役立っているイメージ
第1に、「サイトを公開したあとに名前も知らない誰かが自分の作ったものを使ってくれて実際に役立っている」とイメージすることです。
これはやり遂げたあとの楽しいことを想像して、やる気を奮い立たせる感覚に近いと言えます。
細分化したスモールゴールの設定
第2に、月単位で目標を設定することです。
たとえば年末までにサイトを一般公開すると決めたとして、逆算して月単位での目標(10月末までに全機能のテストを終えるなど)を決めます。
見える化できていないと漠然とした不安にとりつかれるので、この程度の大雑把なスケジューリングができているだけで安心し、さらに1つの目標を達成すると次の目標への活力となります。
ただ目標は少し余裕を持たせたほうがよいでしょう。
目標未達成が続くと気持ちにあせりが生じる恐れがあるからです。
集中できる環境
第3に、集中して作業できる場所を持つことです。
筆者は家だとつい余計なことに気を取られてしまうので、パソコンが使える図書館やカフェに行ってプログラミング作業などをよく行います。
図書館によってはパソコンの持ち込みが禁止されているので、ホームページなどで事前確認しておくとよいでしょう。
図書館によっては無料でWi-Fiを使うことができ便利です。
カフェで仕事を行う場合、店舗のほうで電源や無料のWi-Fiが使える環境であれば、カフェ側も筆者のような利用客を歓迎しているということもあり、仕事がやりやすいです。
考察
資本主義経済の社会では、仕事の分担(水平分業)が進み、仕事が専門化/細分化されています。
組織における分業(1)分業のタイプ 垂直分業、水平分業、機能別分業、並行分業の違いとは | 経営コンサルタントによる経営戦略と経営管理に効く経営管理会計
大企業の場合だと、エンドユーザーに接する機会がない職種も多いでしょう。
お客さんから「ありがとう」という感謝の言葉を聞くと、「いい仕事をしたなー」という満足感が得られます。
お客さんからいただいた感謝の声は、社内報や掲示板などに掲載して、全部署で共有した方が良いと思います。
商品やサービスを開発するときに、自分のやったことが誰かの役に立っているというイメージは、モチベーションを高める原動力になっていると思いました。
毎回、作業に取りかかる前に、
- 過去:すでにいただいている感謝の声
- 未来:将来いただくであろう感謝の声
を復唱して、自己効力感を高めたいと思います。
自己効力感(じここうりょくかん)またはセルフ・エフィカシー(self-efficacy)とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること。
カナダ人心理学者アルバート・バンデューラが提唱した。
自己効力や自己可能感などと訳されることもある。
バンデューラの社会的認知理論の中核となる概念の1つであり、自己効力感が強いほど実際にその行動を遂行できる傾向にあるという。
自己効力感を通して、人は自分の考えや、感情、行為をコントロールしている。
よく似た用語に、自尊感情(self-esteem)があるが、自尊心は自分を信じていること、あるいは自分を信じているとの評価に起因する感情を意味するのに対し、自己効力感は自分にある目標を達成する能力があるという認知のことをさす。
ただし、高い自尊心を持っていれば、困難な作業であってもそれに取り組もうとして、結果的に成功をもたらすことも多い。