12月25日に引退を発表された日本郵政女子陸上部の関根花観選手ですが、初マラソンのときチームメイトによる心温まる応援のエピソードがあったので記しておきます。
関根選手で一番印象に残っている大会は、何と言っても2018年3月11日に開催された名古屋ウィメンズマラソン2018
東京オリンピック代表選手選考のMGCへの出場権を賭けたこの大会。
関根選手は初マラソンで日本人トップの第3位。
2時間23分07秒で見事にゴールします。
レース途中から苦しい表情に変わるも、最後まで粘り、素晴らしいタイムでのフィニッシュとなりました。
この大会が印象に残っているのには、関根選手の力走はもちろんですが、もうひとつ理由があります。
それは「所属チームからの応援」です。
私はテレビで観戦していたのですが、途中で鈴木亜由子選手をはじめとした日本郵政チームによる応援が沿道から送られていました。
これは他の選手でもあることなのですが、なんとこの応援。
関根選手が通り過ぎると素早く次の応援ポイントまで移動し、二度、三度とみんなで応援。
そして最後がすごかった。
ゴールまで残りあと2キロ、3キロという一番苦しいところ。
ここでチームメイトが沿道に数百メートルごとに散らばり、一人ひとりが関根選手に声を掛けます。
100メートル、200メートルと関根選手が進むたびにまたひとり、またひとりとチームメイトが迎えて応援してくれるわけです。
こんな応援されて力が出ないはずがありません!!
もし自分がこんな応援されたら間違いなく泣くだろうな、
とテレビを観ている私の目には涙が・・・。
この大会からもう3年近く経ちますが、今でもこのときの様子ははっきりと憶えています。
こんな素敵な応援をチームメイトから送ってもらえるのは、きっと関根選手の人柄があってのことでしょうね。
私も同感です。
名古屋ウィメンズマラソン2018の映像を見てみると、いろんな地点で日本郵政のチームメイトやスタッフが応援していました。
以前、映像を見たとき、沿道の声援で鈴木亜由子選手が何回か出現していたので、移動しながら応援していることは分かりましたが、ゴールに近いラストスパートの場所では、数百メートルおきに人員を配置して応援していたんですね!
Nagoya Women's Marathon 2018 - FULL RACE - YouTube
このエピソードから、ものすごい力のこもった応援であったことが分かります。
名古屋ウィメンズマラソン2018で、髙橋監督が「関根選手の走りが、今後のチームにも大きな意味を持つ」というようなコメントをしていたので、関根花観選手の好走によって、他のチームメイトも鼓舞されたのではないかと想像します。
私が関根花観選手の存在を知ったのは、つい3カ月ほど前のことなので、当時の活躍ぶりはリアルタイムで知りませんでした。
当時を知る往年のファンの方がこういったエピソードをご紹介してくださっているおかげで、改めて関根花観選手の存在感・影響力・偉業を実感しました。
座右の銘 チャレンジ
初マラソンで好走した関根花観選手の素晴らしいところは、座右の銘にもあるとおり、やはりそのチャレンジ精神なのでしょう。
他人の長所を見習って、私も頑張ろうと思いました。
今年はコロナ禍の影響で、日本のみならず世界中で混乱が生じました。
コロナの終息はまだしばらく先になりそうですが、このような困難な状況でもチャレンジ精神を持って、みんな頑張って欲しいと思います。
少し早いですが、皆さん来年も良いお年をお迎えください。
lifeimprovement.hatenablog.com