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生活改善のノウハウを収集

間違いだらけの洗濯術

洗濯のノウハウを紹介する本がありました。

知らないことも結構あって、参考になりました。

 

 

 

出版情報

https://www.ascom-inc.jp/books/detail/978-4-7762-1058-0.html

www.ascom-inc.jp

 

著者紹介

洗濯ブラザーズ

 

洗濯ブラザーズ

茂木貴史、茂木康之、今井良の3人で結成し、毎日の洗濯を楽しくハッピーにするための活動をするプロ集団。

横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)」を経営するかたわら、劇団四季シルク・ドゥ・ソレイユクレイジーケンバンドなど国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行う。

また、オリジナルのナチュラル洗剤を開発し、好評を博している。

 

「生乾きの臭い」「黄ばみ」「シワ」「シミ」などの洗濯の悩みは、間違った洗い方で起きているもので、ちょっとした工夫で解消する方法を本書では紹介している。

また、キレイに洗えるだけではなく、同時に服を傷めず長持ちさせられるのが、洗濯ブラザーズ式・洗濯術の特徴である。

この方法なら、9割以上の洗濯物は自宅で洗えて、クリーニング代を大幅に節約することができる。

 

現在彼らは、全国の百貨店、セレクトショップなどでイベントやセミナー、講演を行っている。

毎日の洗濯が、「嫌いな家事」から「好きな家事」になるように、洗濯の楽しさを伝える活動をしている。

メディア出演が急増中。

 

公式サイト

https://sentakulife.com

 

目次

○×クイズでチェック!

あなたは洗濯のしかたを間違えている!?

 

 Q1「洗剤を多めに入れると、汚れが取れやすい」○か×か?

 Q2「シャツの襟の黄ばみは、漂白剤で落とす」○か×か?

 Q3「洗濯機には『洗濯物→水→洗剤』の順番で入れる」○か×か?

 Q4「温かいお風呂の残り湯を使うほうが、キレイになる」○か×か?

 Q5「洗濯後にいいニオイがすれば、キレイに洗えている」○か×か?

 Q6「洗濯機は、タテ型よりドラム式のほうがキレイになる」○か×か?

 Q7「洗濯物は、脱いだら洗濯機に放り込んでおいたほうが、すぐに洗えてよい」○か×か?

 Q8「脱水時間を長くすれば、乾燥・仕上げがラクになる」○か×か?

 Q9「洗濯物は、日光に当てて干すのがいちばんだ」○か×か?

 Q10「部屋干しするときは、狭い部屋より広い部屋がいい」○か×か?

 Q11 「スーツ、カシミヤ、シルクの服など、たいていのものは自宅で洗える」○か×か?

 

はじめに

 

 ・あなたがクリーニングに出している服のほとんどは、家でキレイに洗えます!

 ・クリーニングを極めたボクらの洗濯術なら、手間なくキレイになり、服が長持ちします!

 ・最小限の労力でキレイにし、新品のときの状態をキープできる!

 ・誰も教えてくれなかった「正しい洗濯のしかた」をゼロからボクらがお伝えします!

 

第1章 基本の洗濯術

 

 ・洗濯ブラザーズ式の洗濯は「準備」「本洗い」「乾燥・仕上げ」の3ステップで実現します!

 

 ●ステップ1 <準備>

 ・「家で洗えるもの」と「家で洗えないもの」は素材で見分けましょう!

 ・洗濯物は、洗う前にかならず分類しましょう!

 ・洗濯槽の中に衣類をためるのは絶対NG!

 ・脱いだ服は通気性のいいカゴに入れるのがベスト!

 ・超簡単! プレウォッシュをするだけで黄ばみのない仕上がりに!

 

 ●ステップ2 <本洗い>

 ・洗濯機の全自動コースで洗う前に! このひと手間で仕上がりが変わります!

 ・本洗いのポイント① 水の量は「こぶし一個」の余裕が目安

 ・本洗いのポイント② 洗濯ネットはこう使う

 ・本洗いのポイント③ ふだん洗いの洗剤選びで迷ったら、「弱アルカリ性の液体洗剤」!

 

 ●ステップ3 <乾燥・仕上げ>

 ・乾燥のポイント① サーキュレーターと除湿機を使おう

 ・乾燥のポイント② 乾きにくいものに風を送ろう

 ・乾燥のポイント③ 衣類のアキは「こぶし1個」

 ・乾燥のポイント④ 厚手の服は空気に触れる表面積を増やす

 ・乾燥のポイント⑤ ニットの上手な乾かし方

 ・ちょっと待って ドラム式洗濯機の人はどうする

 ・洗ブラ式洗濯術を始めれば、こんなにメリットがあります!

 

第2章 ちょっとの「準備」で臭いもシミもみな落ちる

 

 01. 9割の洗濯物は自宅で洗える! クリーニング代を年間 万円節約した人も

 02. ドライクリーニングは、服を傷めないが汚れは残っている

 03. 洗濯物は4つに分類して洗う。シンプルだけど大切です

 04. 洗濯物はメッシュタイプの洗濯カゴへ。臭いの原因「モラクセラ菌」の繁殖を防ぐ

 05. ふだん洗いの洗剤選びで迷ったら、「弱アルカリ性」の「液体洗剤」を選ぶ

 06. ほんのひと手間のプレウォッシュで、黄ばみは簡単にキレイになる

 07. 洗濯槽はモラクセラ菌の温床。1ヵ月に1回は洗浄しよう

 

第3章 洗濯機120%活用術

 

 08. 「洗い」「すすぎ」「脱水」、服から汚れが落ちるのは、どこ?

 09. 日本の洗濯機は節水モード。水の量は多めに設定しよう

 10. 洗剤を水に溶かしてから衣類を入れれば生地が傷まない

 11. 洗濯物の量は洗濯槽の6割までにする

 12. 全自動からマニュアル設定に変えると洗濯の質が変わります!

 13. ワイシャツの脱水時間は1分で充分。シワがつかずに仕上がります

 14. 次に買い替えるとき、タテ型とドラム式、どっちを選ぶのがいい?

 15. 白い服を黄ばませないための最適な水温は40℃

 16. お風呂の残り湯を使うと、雑菌が繁殖する危険がある!

 

 〈ハードな汚れはこう洗う〉

 17. 1週間以内なら「汚れ」。1週間以上で「シミ」に変わる

 18. 汚れがひどくても洗剤の量は増やさないこと

 19. 汚れの種類を見極めて、正しい対処をしましょう

 20. ボールペンや口紅など油性の汚れは、プレウォッシュで対処する

 21. コーヒーやしょうゆなど水溶性の汚れの応急処置の注意点

 22. 泥や黒ずみなどの不溶性の汚れは、粉末洗剤を溶かしてつけおきする

 23. それでも汚れが残ったら、酵素系漂白剤で部分洗いする

 

 〈デリケート素材、色ものはこう洗う〉

 24. 洗濯機でおしゃれ着を洗うコツ

 25. 洗濯ネットの空きスペースは、結んで衣類が動かないようにする

 26. 手洗いするときも洗濯機で脱水する

 27. スーツや学生服、ダウンジャケットも家で洗えばキレイになる!

 

第4章 アイロンいらずの乾燥術

 

 28. 服を長持ちさせるには部屋干しがオススメ

 29. 部屋干しでイヤな臭いがするのは、キレイに洗えていない証拠です

 30. 生乾き臭の原因「モラクセラ菌」は皮脂と水分をエサにして増殖している

 31. 目標タイムは5時間以内。部屋の環境を整えれば簡単です

 32. 除湿機とサーキュレーターを活用して、乾燥時間を一気に短縮!

 33. 広い部屋と狭い部屋、乾きやすいのはどっち?

 34. 空気が通りやすいように、「こぶし1個」は衣類の間隔をあけて干す

 35. なるべく高い位置に干したほうがいい

 36. サーキュレーターの風は厚手の衣類の下のほうに送る

 37. 縫い目の部分を引っ張ってから干すとシワになりにくい

 38. ニットの上手な乾かし方を教えます

 39. 服をふんわり仕上げる乾燥機の使い方

 40. ハンドスチーマーを使ってさらにキレイに仕上げる

 

第5章 正しい洗剤の選び方

 

 41. 肌に触れる衣服は、健康状態にも大きな影響を与える

 42. 洗浄力、健康、節約……あなたは何を大切にして洗剤を選びますか?

 43. 洗剤に入っている添加物をチェックしてみよう

 44. 柔軟剤とのかしこいつきあい方

 45. 漂白剤は最後の手段

 

おわりに

 

 ボクたち洗濯ブラザーズのミッション

 洗濯を変えるだけで、あなたの人生まで変わります!

 

書評

最初にあった○×式のクイズだけでも参考になりました。(以下、ネタバレ注意)

 

Q1「洗剤を多めに入れると、汚れが取れやすい」○か×か?

自分の答え:○(正解は×)

洗剤はたくさん入れたらそれだけ洗浄効果が増すような気がしますが、洗剤の入れ過ぎは逆効果とのこと。

 洗剤の量を増やすと泡がたちすぎてしまい、その泡が逆に汚れを保護して、繊維から汚れがはがれづらくなります。

 

Q2「シャツの襟の黄ばみは、漂白剤で落とす」○か×か?

自分の答え:○(正解は×)

正しく洗えば、洗剤だけでも落ちるとのこと。

 漂白剤は刺激が強く、生地にダメージを与えます。

 日常づかいでは使用せず、どうしても落ちない汚れを落とすときの「奥の手」として使うのが賢明です。

 また、漂白剤にも種類があります。漂白剤を使うときは、まず「酸素系漂白剤」で試して、それでもダメなら、さらに強い「塩素系漂白剤」を使う。この順番を守りましょう。

 

Q3「洗濯機には『洗濯物→水→洗剤』の順番で入れる」○か×か?

自分の答え:○(正解は×)

水→洗剤→洗濯物の順番が理想的とのこと。

 じつは、水そのものが繊維にとってかなり刺激があり、縮みや傷みの原因になりかねないのです。

 それを防ぐためには、洗濯物を真水に触れさせないほうがいいのです。

 水と洗剤をしっかり混ぜてから洗濯物を入れる。この順番が正解なのです。

 

Q4「温かいお風呂の残り湯を使うほうが、キレイになる」○か×か?

自分の答え:×(正解も×)

風呂の水は汚れているので逆効果だと思いました。

 水の温度が高いと洗浄力は上がりますが、だからといってお風呂の残り湯を使うのは逆効果です。

 お風呂の湯には、人の皮脂やタンパク質が流れ出ています。洗濯で服についた皮脂やタンパク質を落としたいのに、皮脂やタンパク質がたっぷりの湯で洗ったら、どうなるでしょうか?

 部屋干し臭や、服が湿ったときによみがえるイヤな臭いの原因になりかねません。

 節水のために残り湯を使っている方は多いと思いますが、汚れを落とすためには残り湯を使わない方がいいのです。

 

Q5「洗濯後にいいニオイがすれば、キレイに洗えている」○か×か?

自分の答え:×(正解も×)

柔軟剤で香りをつけることができるけど、洗剤とは別ものだから関係ないと思いました。

 むしろ、香りがある、ということは、洗剤や柔軟剤の成分が服に残っているわけです。すすぎが足りない可能性があります。そこから菌が発生し、イヤな臭いに変わることもあります。

 

Q6「洗濯機は、タテ型よりドラム式のほうがキレイになる」○か×か?

自分の答え:○(正解は×)

最近の流行はドラム式なので、ドラム式洗濯機の方が洗浄力も高いような気がしてたけど、よく考えたら単なる思い込みでしかなく、実際の能力は知らなかったです。

 タテ型洗濯機は、たっぷりの水流によって服を洗います。

 一方、ドラム式洗濯機は、水の量は少なめで、叩き洗いによって汚れを落としています。

 日本の水道水は、軟水です。軟水には高い洗浄力があるため、日本では水流で洗うタテ型の方が、汚れがよく落ちます。

 なぜ欧米でドラム式が普及したかというと、欧米の水は洗浄力が低い硬水が多いからです。水流だけでは服がキレイにならないため、叩き洗いで汚れを落とすドラム式が使われてきました。

 つまり、日本では、洗浄力という点では、ドラム式を使う理由はないのです。

 

  • 日本:軟水
  • 欧米:硬水

水質の違いによる洗浄力の話が参考になりました。

 

Q7「洗濯物は、脱いだら洗濯機に放り込んでおいたほうが、すぐに洗えてよい」○か×か?

自分の答え:×(正解も×)

洗濯物は脱衣カゴに入れておいて、後で洗濯してます。

 脱いだ洗濯物を、洗濯機の中に入れておくと、モラクセラ菌」という臭いの原因菌が繁殖してしまいます。モラクセラ菌は水分をエサにしているため、通気性の悪い洗濯機の中に、脱いだ洗濯物を放り込むのは厳禁です。部屋干しのときの臭いの原因になってしまいます。

 脱いだ洗濯物は、通気性のいい洗濯カゴに入れておきましょう。時間がたつほど、菌は増えてしまうので、できるだけ脱いでから24時間以内に洗濯をするのが理想です。

 

ja.wikipedia.org

 

ラクセラ属 (羅: Moraxella) は、プロテオバクテリア門ガンマプロテオバクテリア綱シュードモナス目モラクセラ科に分類される真正細菌の属の一つである。グラム陰性球菌であり、ヒトや動物の口腔・上気道・性器の粘膜における常在菌である。

 

呼吸器感染症ではモラクセラ・カタラーリス (Moraxella catarrhalis) が主である。成人市中肺炎の起炎菌としてはしばしば検出される。β-ラクタマーゼ産生菌がほとんどであり、治療に際しては抗生物質の選択に留意する必要がある。アモキシシリン/クラブラン酸合剤、ST合剤、経口第2世代又は第3世代セフェム系、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、フルオロキノロン系が推奨される。

 

ラクセラ・オスロエンシス(Moraxella osloensis) は洗濯物の部屋干しの際に発生する悪臭の原因菌であることが同定された。この菌は、増殖する際に雑巾のような悪臭を発生する4-メチル-3-ヘキセン酸という物質を作る。

 

Q8「脱水時間を長くすれば、乾燥・仕上げがラクになる」○か×か?

自分の答え:×(正解も×)

脱水(遠心力)で抜ける水分には限界があると思うので、一定時間脱水したらその後は乾燥の効果がないような気がしました。

シャツの脱水時間は1分で十分!

 しっかり脱水すれば、それだけ水分が飛んで乾燥の時間が短くなるというメリットはあります。

 ですが、そのぶんシワになって、ものによってはアイロンがけが大変になることもありますよね。

 ワイシャツやおしゃれ着などは、あえて脱水時間を短くして、干したときの水分の重みでシワを伸ばす、という裏ワザがあります。

 アイロンがけの手間がはぶけるので、トータルで考えるとこちらのほうが圧倒的にラクなのです。

 

自分が予想した理由ではなかったですね。

シワを伸ばすことを考えて、脱水時間を短くする場合があるとのこと。なるほどね!

 

Q9「洗濯物は、日光に当てて干すのがいちばんだ」○か×か?

自分の答え:○(正解は×)

洗濯物を日光に当てれば、紫外線の殺菌効果で衛生に保てるのではないかと思いました。しかし、洗濯のプロは紫外線による色あせを気にするんですね!

部屋干しのほうが服が傷まない!

 洗濯日和という概念は、ボクらプロにはありません。

 なぜなら、晴れで雨でも、部屋干ししたほうが服が傷まないからです。

 洗濯物に紫外線を当ててしまうと色が抜けてしまいます。とくに濃い色の服は日光に弱く、色あせてしまう可能性が高くなります。

 もし大切な服を外干しするときは、必ず裏返してください。日光が差し込む部屋の中で干すときも、裏返したほうが安心です。

 洗濯物は、日光に当てて干さない! これが正解なのです。

 

それなら、下着などのインナーは日光にあてて、アウターは日光に当てなければいいかな?

紫外線による殺菌効果(メリット)と色あせ(デメリット)のどちらを取るかは、衣類の種類で変えてもいいような気がしました。

 

Q10「部屋干しするときは、狭い部屋より広い部屋がいい」○か×か?

自分の答え:○(正解は×)

部屋が広い方が、蒸発した水分が飽和しにくくて、よく乾くのではないか?と思いました。

しかし、自然乾燥ではなく、エアコンなど機械を利用して乾燥させるなら、狭い部屋の方が良いとのこと。

 広い部屋のほうが、風が流れて服の乾きが早いように思うかもしれません。でも、じつは、広い部屋は服を乾燥させるうえで非常に効率が悪いのです。

 服を乾燥させるには風も大切ですが、湿度と温度が同じように重要です。狭い部屋のほうが湿度と温度をコントロールしやすく、効率よく乾かすことができます。

 服を干す場所はなるべく狭い部屋を選び、エアコンで室温を調節し、除湿器とサーキュレーター(扇風機)を使うと、広い部屋で干すのに比べて半分の時間で乾きます。

 乾燥時間が短ければ短いほど、部屋干し臭に悩まされなくなります。

 

自然乾燥ではなく機械を使うなら、浴室乾燥機を設置すれば良いですね。

風呂のカビも防止できて一石二鳥!

 

www.lixil.co.jp

 

Q11 「スーツ、カシミヤ、シルクの服など、たいていのものは自宅で洗える」○か×か?

自分の答え:×(正解は○)

デリケートな繊維はクリーニング屋に出した方が良いと思いましたが、意外と自宅で洗濯できる生地が多いんですね。

 皮革や、レーヨン、キュプラ、アセテートなど水に弱い繊維を除いて、ほとんどの衣類は家で洗うことができます。

 スーツや学生服、ダウンや羽毛布団、コート、それにウエディングドレスだって可能なのです。

 水で洗うとトラブルが起こる生地だけは、ドライクリーニングに出す必要がありますが、それ以外は自宅で洗えます。

 これで、クリーニング代を年間10万円も節約した人がいます。

 その方法を本書で詳しく紹介していきます。

 

この本で紹介されていたノウハウを自分で試行錯誤しながら発見するのは大変です。

不可能ではないけど、時間と費用がかかるでしょうから。

 

ただ、不満があるとすれば、本書の中で紹介されている洗剤などの商品が、具体名で紹介されていないことです。

著者が提携する企業に対する配慮で、他社製品を紹介できないなど、何らかの事情はあるのでしょうが、商品を探すときに役立つので、具体的な商品名も提示して欲しかったです。

まあ、ネットで検索して、商品レビューを見ればいいのですが面倒な

 

洗濯のやり方がうまくなると思うので、本書のライフハックは知っておいて損はないと思いました。おすすめの一冊です!